GRADO ヘッドホンのドライバー大口径化

久々のブログです。現状はX(旧Twitter)との併用で、ちゃんと記録として残したいコンテンツのみ、こちらに書いていこうかなというスタンスです😅日々の愚痴とか何食ったとかつまらないですよね。。。

 

さて本題

GRADOのヘッドホンを所有していますが、音質が独特で好みにあわず以前改造したものの完成せずに放置状態にありました。

断捨離で別のヘッドホンを処分することになり…そのドライバーユニットを活用しようという運びとなったのです。使うのはPIONEERのワイヤレスヘッドホン「SE-DHP2000」。

ドナーとなるSE-DHP2000、配線が加水分解で剥き出しとなり接触不良も出ておりました。ニッケル水素電池をバッテリーに使い直しやすく愛用していたのですが…ヘッドホン増えすぎたのです(汗)。ワイヤレスユニットも場所を取ります。なので…ごめんなさい。

では早速、ユニットを取り出します。

お目見えのドライバーユニット。径は50mmあります(軽く清掃しました)。

 

そして移植するGRADOヘッドホン。

プラボディのプレステージシリーズですが、以前60mmドライバーをぶち込む改造を施していましたが、改造中にドライバユニットを破損してしまい放置…これでやっと復活、いや改造が進みます!

 

すでに大型ドライバをぶち込むに最適な改造は済んでいるので、あとは壊れたドライバユニットと入れ替えるのみ!

 

そう思っていたのですが…ここで驚きの事実が発覚!!

なんと!!!

ドライバーユニットを抜き取ったSE-DHP2000のハウジングがGRADOとピッタリハマるんです。色も同じ、形もシンプル、これは利用しない手ありません。

というわけで作戦変更。既存の拡張部位は捨て、SE-DHP2000のハウジングを有効活用。

ざっくり切り出し付けてみた図。かなりイイ感じ。

ただ、真ん中あたりの厚みが気になります。なので・・・

中間のチューブを少し削り、厚みを無くしました。見た目スッキリです。

*ステレオ端子が見えますがデタッチャブル仕様です。

☆参考(左)

こんな感じでSE-DHP2000のハウジングも移植可能かと。

これならSE-DHP2000の大型イヤーパットも使えますから装着感にご不満の方は使える改造ですね。私は今回小型軽量を狙いますので右の仕様で進めます。

左右移植できました。

メッシュ部分が破損(以前密閉型に改造したため)しているので修復します。

以前廃棄処分したスピーカーのネットを再利用。

*こういう時のために部品とっておいてよかった。

ヤスリかけの微調整、結線等々…細かい処理を進め完成。

完成したヘッドホンは重量173gでした。

50mmドライバ内蔵でめちゃ軽いと思います。

 

★おまけ

元は映像鑑賞用のユニットゆえか低音が強め。イヤーパッドを小型化し、さらに素材が合皮ゆえ機密性も高くなったことで低音が痛いくらい効きます。

なので音質調整。レジスターの穴を拡大したり塞いだり…いろいろ試しました。

すこし低音を弱め、高音が出るようにしました(外周の空気穴を塞ぐ、中央は解放)。

こんどSE-A1000のユニットとか移植してみたいなぁ。でもやる人いないか(グレードはあっちの方が上な気がする)。

 

おしまい